資金管理


 

資金管理の目的

どのようなタイミングでも、最も効果的に資金を活用できるようにしておくことです。継続的に利益を上げていくために無くてはならないもので、売買ルール以上に重要度は高いと言えます。

資金管理が出来てない人というのは、運よく莫大な利益を出したとしても、すぐにそれ以上の損失を出して市場から消えていきます。高勝率の売買ルールを使っていても、極端な話勝率90%のルールを採用していてもです。

1回の負けの額が大きければ、一発で全てを失うのがトレードの世界です。暴落相場に遭遇すれば一発退場してしまいます。リーマンショックのように〇〇ショックと名前が付けられるような相場では、相当数のトレーダーが退場してしまいます。それまで連戦連勝していたトレーダーがたった一回の出来事があっただけで消えてしまいました。
これはまさに資金管理ができずリスク管理が出来ていないからに他なりません。長期に渡って相場で利益を出し続けようと思うのならば、資金管理は必修と言えます。退場しないまでも大幅に運用資金を減らしてしまい、満足なポジションを持てないような状況になり、利益を出すチャンスが来ている場面において指をくわえて見ているだけになったりします。

強制退場にならないまでも、逆行するポジションに恐怖しながら「明日は下げ止まってくれ」と全力でお祈りして安心出来ないままベットに潜り込むようになります。見て見ないふりをするかも知れません。

このような資金管理が出来ない多くの原因は、様子を見ながらポジション操作をしなければいけないと言う基本な事が出来ていません。一度に多くの資金を投入してしまい、その後のチャンスが来た時に投入出来る資金が無い状態を作り出してしまっている事が多いです。資金をどう投入していくかを考えるだけでも利益率が変わってきます。

レバレッジは利益を出す際に有効である事はご存知の方が多いと思いますが、逆行した場合の恐怖は尋常ではありません。

多くのトレーダーが稼ぐ誘惑に駆られてレバレッジの罠にはまってしまいます。今までせっせと稼いできた大切な資金を一気に減らしてしまうばかりか、一気に退場になる場合は資金管理が出来ていない事がほとんどでは無いでしょうか。

資金を全額一度に入れるという事は億万長者への近道と思っている人が多いのですが、トレーダーとしての利益の出し方ではありません。言ってしまえばギャンブラーと大差がありません。と言うかギャンブラーそのものです。

資金の入れ方をコントロールすることで、チャンスを的確に掴みながら利益を積み上げていくのが正しいトレーダーの姿だと思います。

買いポジョンを持っている時に運悪くリーマンショックのような暴落相場に遭遇してしまったとします。資金管理を徹底していれば無駄な損失を被る事無く、生き残って行けます。目線を切り替えてチャンスとばかりに利益に変えて行く事すら可能になります。

資金管理を考える上で確実な事があるとすれば、それはトレードをしていく中で、全力でポジョンを取っても良い場面は一度も無いと言えます。資金を減らしてしまった場合に損失を取り返そうとして、全力でのリカバリーを画策して退場を早めてしまう人が多いとの調査結果もあります。

「常に投入できる資金を手元に残しておく」これが正しいトレーダーの姿と言うか基本になります。同じチャートを見ていても全力でポジションを取っているトレーダーと投入出来る資金を手元に置いているトレーダーでは見え方が全く違うのでは無いでしょうか。

50%くらいの資金で利益が出せないのであれば、全資金を使ったとしても、利益を出せる可能性は低いと言えます。全ての資金を一度に投入していると感情のコントロールを失い、冷静なトレードが出来なくなってしまいます。30pipsの利益か50pipsり利益か言うような場面でも感情が動きますが、それとは比較にならないような感情の乱れが出てしまうので、資金管理の不徹底は売買ルールを守る以上に難しいです。

全資金を投入すると結果は良くならないということが多いですから、まずは小さいポジションでトレードする習慣をつける必要があります。無形効果といいますか、メンタルが安定すると売買ルールが守りやすくなりますから、安定した成績になり成績の向上が実感出来るのではないでしょうか。