FX業者が絶対に書かないストップ狩りの真実


ストップ狩りは業者の腕の見せ所

どこのFX業者も低スプレットを提示しています。手数料を取らない場合は、収益の源泉になっているのですが極狭です。利益の確保出来ないレートを提示しているのにどのようにして利益を出しているのか疑問に思った事はありませんか。

殆どの業者が相対取引ですから、人件費も掛かりますし、取引用のプラットフォームも自前で準備をしていますから開発費用も掛かります。かなりの費用が掛かっている事は容易に想像できます。

トレーダーには利益の出ないレートを提示して、カバー先との取引では手数料を取られているのですから、取引回数が積みあがれば損を積み上げてしまう事になるので、カバーを取っていては丸損です。

カバーのタイミングをずらしながらある程度の利益を確保していく必要はあります。それに加えてスリップを発生させながら、利益も確保していくのでしょう。これには大きなリスクが伴います。

本来約定すべきレートと異なるレートで約定が成立するなどのシステム障害を含む様々なシステム上の問題(以下「システム上の諸問題」という。)が繰り返し発生しており、このなかには発生原因が把握されていないものも認められている。当社は、こうしたシステム障害への対応について、外部委託先の調査結果をそのまま受け入れるのみであり、システム障害が顧客に与える影響やその発生原因について主体的に調査・検証を行っていないなどの状況にある。

関東財務局長がFXCMジャパン証券株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 飯田和則(いいだ かずのり)、資本金25億円、役職員36名、第一種及び第二種金融商品取引業)を検査した結果、下記のとおり、当該金融商品取引業者に係る法令違反の事実が認められたので、本日、証券取引等監視委員会は、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、金融庁設置法第20条第1項の規定に基づき、行政処分を行うよう勧告した。

引用 関東財務局 FXCMジャパン証券株式会社に対する検査結果に基づく勧告について

 

 

結果カバーを取る割合を下げる必要があります。金融庁のモニタリングレポート では平均40%程度と言われています。

カバーを取る必要がありますから、買いポジションなのか売りポジションなのかは当然見えていますし、ストップロスの位置も見えています。レートによってはもう少しでストップに掛かるとなれば、当然ストップロスに掛けたくなるでしょう。

露骨にやってしまってはトレーダーにバレてしまいますから、こっそりとレートをずらしてストップ狩りに行くのが必然だと思います。

カバーを取らないのですから『トレーダーの損=業者の利益』になります。オーダーが見えているのですから、やろうと思えばいつでもできてしまう状況なのです。

某掲示板を見ると原則固定スプレットうたっている業者はほぼ名前が上げられています。というか主要な業者はほぼ全てストップ狩りを疑われています。

負けトレーダーの被害妄想なのでは無いかとも取れますが、実際に回数の大少はあると思いますが、行われていると考える方が自然だと思います。繰り返しになりますが、オーダーが見えているのですから、『やるな』という方が無理です。

ただし、想像だけでは説得力が無いので、レートを見比べる必要があります。

重要な指標が発表されるタイミングは、レート操作が行われる可能性が高まるので、某日チャートを比較してみました。

画像で比較するのが一番公平で正確なのですが、それぞれの業者が独自のプラットフォームを使用しているのでどこの業者か分かってしまうので、この場でチャートは比較出来ない事はご了承下さい。

原則固定をうたっている業者も総じて、スプレットが開いているのですが、1つの業者が飛び抜けて開いています。

原則固定をうたっているのですが、64pipsのスプレッドです。他の業者の8~9倍のスプレットです。スイングトレードをしているトレーダは30pips程度のストップを置いている場合が多いと言われているので、売り・買いとも両方のトレーダーがストップ狩りにあってしまったのではないでしょうか。

10pips程度のスプレットの開きは散見されますが、常識の範囲を超えてしまっています。チャートからは分かりませんが10秒程度のフリーズもあったようです。グレーアウトと呼ばれる約定拒否ですね。チャートを見ると上髭と下髭がすごい事になっています。

多くのトレーダーが他の業者とのチャートの比較をしないですから、ひそかにストップ狩りをされている事に気が付きませんが、酷すぎると目立ちますね。

この業者はバイナリーオプションの返還率が低い事でも有名である事を付け加えておきます。主要業者が94%から96%程度なのですが、1社だけ90%を割り込む始末です。

相対取引ですから、業者毎に自由なレートを表示出来ますし、規約にも書いてあるので、ルール違反では無いですが、常識の範囲を超えてしまっている感じはします。

ある程度までは許容する必要があるストップ狩りですが、オーダーが見えているのですから、透明性は求められると思います。

トレーダーが手数料無料を望み、狭いスプレッドを望み、透明性まで望むのですから、利益の確保が出来なくなってしまいます。

自由なレートを提示出来るルールを最大限を生かして、レートを操作するのはある程度仕方の無い事だと思います。少しレートを操作すれば、ストップが狩れるのですから、業務の一環なのでしょう。

業者も利益を出す事が仕事ですから、自制を求めても難しい部分があると思います。

数pips程度はどこの業者でも同等だと思いますし、チャートとにらめっこしていない限りは気が付かないですから、許容範囲とする方が健全だと思います。

トレーダー側ではどうする事も出来ない問題ですが、唯一対策があるとすれば取引業者を変更する事だと思います。