集団心理を利用して稼ぐ


 

集団心理を利用して稼ぐ

トレードをする中で非常に大事にしているポイントがあります。人間の心理です。チャートというのは、人間の心理で出来ている事に他なりません。

「これから上がるだろうから、買いを入れる」
「これから下がるだろうから、売りを入れる」

この心理のぶつかり合いがチャートを作っています。買い方が強ければ上がり、逆に売り方が強ければ下がります。単純にこれを繰り返しています。集団の心理が向かう方向性を正しく把握することができれば、チャートの値動きがある程度分かってくるようになります。トレードは100%の確率で上下を当てるもので無く確率の高い方にポジションを取っていくだけです。

予想に反して逆行した場合には損切りするだけなのでたいした問題ではありません。問題はエントリーした後にいつイグジットをするのかを考えている事です。エントリーした時には利食いになるのか損切りになるのかは分かりませんが、イグジットするポイントは決めてから初めてエントリーします。

エントリーとイグジットのポイントを決めたらいつでもポジションを取っても良いのかと言うとそうではありません。トレンドフォローがトレードの基本になるので、短期に大きく動いていく方向にポジションを取る必要があります。どちらに動くのかはっきりしない場合はエントリーを見送ると言う事です。

集団心理と言う意味で考えていくと。。。例えばラーメンを食べに行こうとしています。A店とB店があるとします。せっかくの食事ですからおいしい方の店が良いと思います。お腹の容量は限られていますからどちから一方しか食べられません。どちらの店に入ったら正解ですか?

食べてみないと分からないと考えてしまいがちですが、これは分かります。ただし美味しさの差がある場合です。差が無い場合とは好みの差がある程度でたいして変わらない場合です。差がある場合にはどのような違いになるかと言うと店の前の行列の長さが違ってきます。

多くの人がおいしい店の方が良いと考えますから、行列の長い方がおいしい店だと思っている人が多いだろうなぁと思います。ですからこの場合は行列の出来ている店の方に入るのが正解の場合が多いと言えます。少ない方を選ぶのは並ぶのがイヤでとにかく早く食べたい人以外は行列の出来ている方に入ります。これが集団心理の答えです。

トレードで考えていくと、行列の長さがトレンドと考える事が出来ます。例えば暴落の相場が来たとします。暴落が始まれば多くの通貨が一斉に下降トレンドになります。下がらない通貨を探すよりは下がる通貨を売って行く方向にポジションを取っていく方が間違いが少ない結果になります。ドルが下がればユーロ、豪ドル、ポンドも下がります。

しかしながらトレードになると暴落が来ても売りポジションを取らずに買いポジションのを取ったまま放置したり、そろそろ下げ止まるのでは無いかと考えて買いポジションを取るタイミングを図ってるトレーダーが多くいます。トレンドの逆らわないトレンドフォローが王道と言われているのですが、負けトレーダーの方が多くなっているのはどうしてでしょうかね。。。

トレンドが大きく出るまではエントリーを見送り、トレンドが出た方向にポジションを持つ事を淡々とこなしていると利益は自然と積み上げていく事が出来ます