約定拒否をする業者は無くならない


約定拒否は当然の仕様

FXの場合は株取引と大きく異なる点があります。株取引は取引所取引なるので、トレーダー同士が取引をしているので証券会社は仲介業者となります。

要するに、どこの取引所でトレードしても同一価格になります。

一方FXの場合は相対取引になりますので、

トレーダー  VS 取引業者

チャートの向こうにいるトレーダーと取引していると思っていたのですが、実は相手は取引業者なのです

それぞれの業者が自由にレート表示を出来きるので業者毎にレートが違います。ルール違反ではなく認められている権利とでもいいましょうか。

契約締結前交付書面には書いてありますが、一字一句読まないですから、これを知らないトレーダーが多いと思います。金融商品取引法第2条第22項に定められた合法のノミ行為と言われる所以だと思います。

 

市場を介さずに売買の当事者同士で売買を行う方法のこと。取引価格は双方の合意により決定される。取引を行う者同士が1対1の関係により通貨、数量、価格、期日を決めて売買を行う取引のことである。店頭取引とも呼ばれ一般に市場を介さない取引とされており、業者と投資家(利用者)がそれぞれが持つものを直接取引することを言う。

引用 相対取引とは

 

 

FXは取引手数料が無料の取引業者ばかりですから、スキャルピングという短期での回転売買を行う投資家が、株取引と比べて非常に多いと思います。

ポジションを立ててから取引画面とにらめっこで『利益が出た瞬間に決済』こんな取引手法は経験があると思います。

FX業者のシステムに負荷が掛かりますし、マリーやカバーもやりにくいので、スキャルピング禁止の業者は多いです。

スキャルピングをやっているトレーダーは意外と多いため、完全に禁止にしてしまうと、他の業者で取引をするようになってしまいますから、対策として約定拒否の姿勢を取ります。

決済しようとしたら、一瞬画面がグレーになり通信不良のような感じになります。そして決済ボタンを押せないようにしているのが現状だと思います。

手数料は無料で、スプレッド極狭で利益の確保出来ないレートを提示していますから、スキャルピングばかりやられたら業者の損失ばかり積みあがってしまいます。

『トレーダーの利益=業者の損』ですから、当然の自己防衛だと考えられます。グレーアウトはスキャル対策として効果的な方法なのでしょう。

どこの業者もリスクを背負っていますから、トレーダーに分からないようにこっそりと色々な対策はしていると思います。利益の出ないレートを提示しているのですからどこかでその分を補わなければなりません。美味い話には裏があるのは当然だと思います。

『ある程度の約定拒否は仕様』と割り切る方が健全だと思います。

某掲示板を見ると約定拒否の書き込みが多いので、そんな事ばかりやっているように感じてしまいますが、損失を出したトレーダーが多く集まりすぎているからのような気がします。

利益を出しているトレーダーは掲示板を見ているのではなくチャートを見てトレードーしていると思っているのですが、違いますかね。

『どこの業者が多いのですか?』と聞かれたのですが、良く分からないとしか答えようが無いです。

業者ごとに取引している顧客の数が違うので、『書き込みが多い業者が悪い』とは単純に言い切れません。顧客が多ければ多くなると思いますし、休眠口座ばかりで、アクティブトレーダーも少ない業者が良いと結論付けるのは早計だと思うからです。

ただ頻繁に起こるようであれば問題視しても良いと思います。ある程度は許容するべきですが、行き過ぎは問題です。

バイナリーオプションの還元率が掲示してあったのですが、少し問題だなぁと思う業者があるとは感じています。そのデータの信ぴょう性が分からないので鵜呑みに出来ませんが、行き過ぎている業者もあると思います。

バイナリーオプション=FX取引では無いですが、業者の傾向としてはある程度の相関関係にあると思うので興味のある方は調べてみるのもアリだと思います。
(データの信ぴょう性が分からないので個人的には掲示出来ません)

自分の使っている業者が『ある程度』では無く、絶妙なタイミングで頻繁に起こるようだった場合には取引業者を変更した方が良いと思います。

冒頭でも言ったように業者毎にレートが違いますし、不利になったりする回数が他と比べて多い業者はあると思います。

口座の変更は手続きもありますし証拠金の移動など面倒な作業が出ます。数分程度の時間は取られますが、一回手続きをしてしまえば良いだけなのでやった方が良いです。

相対取引の場合
業者毎に配信レートが違うので、売買シグナルの出るタイミングも違います。相性の良い取引業者の選び方で成績が大きく違う事があります。