天井を見極める方法は1つしかない~天井で売り抜けるには出来高をみる~



『頭と尻尾はくれてやれ』を深く考えてみる

レートの変動は、トレーダーの欲によって上昇して、損したくないトレーダーのあせりから変動が生まれます。これは過去から現在まで繰り返されています。

そして、天井や底でポジションを取りたいトレーダーは多くいる事が想定されます。チャートを見ると天・底では出来高が急増する事からも読み取る事が出来ます。

チャートパターンから天・底を狙いに行くのですが、この出来高の急増がキモで、本来適正であるはずのレートが上にも下にも大きくぶれる事が往々にしてあります。結果として理論が崩れる大きな要因になり、どこまで上がるのかどこまで下がるのか誰にも分からない状態にしています。

結果として、『頭と尻尾はくれてやれ』と言う格言に収束され『天井や底は誰にもわからないのだから確実に利益がとれるところを狙って利益を出しましょう』って当たり障りの無い所に落ち着きます。

とはいえ、一番高いレートで売り抜けたいトレーダーは多くいます。分からないから放置するのではなく、ではどうしたら取れるのかを考えてみたいと思います。

天井とは、言い換えれば最高値を意味します。

トレードとは、売り手と買い手がセットになっていて、お互いの合意が無ければ成立しません。当たり前ですよね。

最高値で売り抜けられたと言う事は、最高値で買った人がいる訳で、最高値で買った人は誰かに売る事で決済しなければなりません。が。。。誰も買い手が付かない事で最高値で買った事に気が付く事になります。売った人は売ったレートよりも上昇しなかった事が確定して、最高値で売った事が分かります。

最高値を買った人は最後の『バ〇』って事です。最高値で売った事は『バ〇』の一歩手前を意味します。

天井付近では、多くの出来高がある事から、売り買いが活発に行われます。

最後の『バ〇』である事に出来るだけ早く気が付けば、『バ〇』になりたい候補者が沢山いるので、微損で撤退する事が出来ます。早く気が付かないと多くのトレーダーが気が付く事になります。多くのトレーダーが気づいてしまうと、その他大勢のトレーダーよりも安いレートを表示しないと合意が出来ないのですから、やはり焦ることになります。

高値つかみに気が付いた人達が、我先にと相手よりも安いレートを提示する事が、あちらこちらで行われれば、レートの変動率は大きくなるはずです。

このような状態が繰り返されるとレートは急激に動き出す事になり、結果としてトレンド転換が起こる事になります。

天井で売りたい人は『バ〇』になる覚悟を持って天井で売り抜ける事を考えて下さい。ここから分かる事はトレードは反対売買をする事で完結する事を理解していないトレーダが非常に多い事が分かります

天井で売るには最高値で売る事を意味する
自分よりも高いレートで買いたい人がいない状態でなければならない
最高値を付けた後は急激に逆行する可能性がある

天井では出来高が急増する

チャートを見ていると天・底では出来高の急上昇する事があります。天井付近でトレードするのは、天井で売りたい初心者と天井だと理解している頭のおかしいトレーダーが参加しています。

天井で売り抜けるには、天井だと認識して参加する必要があります。出来高の急増は上下に大きくブレる可能性があるので、理論値が当てはまらない場合が多々あります。

誰にも分からない天井を目標にするには運が必要です。運が必要な最高値付近で決済する事を目標にする事は、頭のおかしいトレーダーでなければなりません。

出来高の急増を確認した場合には、レートが高くても買って良いトレーダーが多い事を意味するので、出来るだけ早くポジションを閉じる事で確実に利益を確保する事が必要です。自分が決済した後で、チャートが更に上昇する事は多々あります。それが正常だと認識するべきでしょう。

更に上昇するレートを見て『もう少し待っていれば良かった』『どうすれば天井で売れるか』を考えてしまうトレーダは決済後もレートを追い続ける傾向があります。

仮に最高値で売れたとしても、まだ上がるのでは?と疑心暗鬼になって時間の無駄遣いをしてしまいます。天井や底で売買をしないと気が済まないのでしょう。

天井付近で売る事を目的としていると、場合によっては天井で売れずトレンド転換に遭遇してしまう可能性が出てきてしまいます。天井で売る事を目的としていると、最高値を見ているだけに、それよりも安い価格で売る事が出来ません。また高値を付ける事を期待して決済を先延ばしにしてしまいます。

『あの時売っておけば良かった』と後悔をして、再度の最高値を付けるまで待機です。

トレンド転換をしている場合は、もう最高値を付ける事は無いので、下降トレンドに巻き込まれてしまいます。トレンド転換後のレートの変動率は大きいので、躊躇すると一気に利益を吹き飛ばす事になりかねません。

最高値で売れば100万円の利益だったとします。

トレンド転換をしていれば、みるみるうちに利益幅を小さくしていきます。最高値までは望まないけれども、せめて90万円、せめて80万円と考えているうちに売り場を逃してしまいます。相場の変動に対応が出来ません。

今は80万円だけれども、少し戻せば90万円などと考え始めては終わりの始まりです。既に高値掴みをしていると気付いたトレーダーが投げ売りを開始している可能性があるのです。

トレンド転換していればもう戻る事はありません。トレンドは転換するよりも継続する可能性の方が高いと認識する必要があります。

自分の決済した後にはレートを見ない事を推奨するトレーダーを散見するのですが、これを踏まえていると考えています。このような結果にならないように『頭と尻尾はくれてやれ』と言う格言があるのでしょう。

天井や底は誰にもわからないのだから確実に利益がとれるところを狙って利益を出しましょう。。。これが正解だと分かります。

『名人は天井売らず底買わず』を考えてみる

トレンド転換に遭遇してしまったにも関わらず、高値を見ているだけに、バーゲンセールだと言い始めて追加のポジションを取ってしまうようだと付ける薬がありません。

高値づかみをするトレーダーが多い事も、この思考回路が原因の1つだと考えています。

トレードはトレンドフォロー戦略が基本であり、常にトレンドは意識しておかなければなりません。トレンドを考えずに、レートだけを意識すると高値づかみをしてしまう事が往々にありる事を意味します。

従って、天底を取りに行くようなトレーダーは勝てない可能性を高くしてしまいます。

『名人は天井売らず底買わず』と言う格言があるのですが、トレンドを確認してからポジションを取りなさいと言い換えていると考えています。

テクニカル指標で考えてみれば分かり易いのですが、天・底を取るには逆張りのテクニカル指標を使わないと取る事が出来ません。要するに買われ過ぎであるとか売られ過ぎであるとかを判断するには、逆張り手法を選択しない限り天底を取る事が出来ないのです。

そもそも論になるのですが、トレードの基本はトレンドフォローになります。要するに逆張り手法でない限り天・底は取れないのです。

トレードの基本はトレンドフォロー戦略です。逆張り手法で利益を出している人はトレンドフォロー戦略も出来る人でなければなりません。

天井で売り抜けるトレーダーになる為には初心者を卒業して、相場の変動に対応出来て、天井付近だと分かっていながら、あえて参加して来る頭のおかしいトレーダーになる必要があります。

トレードの結果の良し悪しは、自分の想定したレートで売買が出来れば正解で、決して天・底でトレードする事が正解では無いと認識する必要があるでょう。天底でトレードする事が正解と間違った解釈をしてしまうと、次のトレードに悪影響を与える事が分かってきます。

次のトレードに生かす事が最大の目的であり、トレンドの見極めが出来る事が勝ちトレーダーへの王道だと思います。

天底を取るには逆張りしか無い
トレンドを理解出来ない状態でトレードをしている逆張りトレーダーは退場の可能性が高い。天底を狙う時には勝てないトレーダーであると自覚する必要がある