じぶん銀行か楽天銀行か



低金利時代の資産運用

マイナス金利が適用されるようになって資産運用の選択肢が難しくなっています。

金融商品には流動性・安全性・収益性のそれぞれの特徴を持った商品がありますが同時に3つの要素を合わせ持つ商品が無いのでバランス良く配分していかなければなりません。低金利時代ですから資産運用の知識も必要だと考えています。運用の目的や計画などに合わせてどの部分を重視する割合について考ええる必要があります。

安全性の商品を考えるに当たっては、当面利用する予定の無いものは何も考えずに銀行の定期預金に入れたり、証券会社のMRFにしておけば良かったのですが、超低金利時代には全く利用価値の無い商品になってしまいました。大手都市銀行は横並びの0.01%。100万円の預け入れで1年後には79円しか受け取れません。

※参考 100万円の定期預金金利一覧

低金利政策は当分継続される事が想定されるので、少し視野を広げて金融商品を見て行く必要があります。ネット銀行も同様に低金利になっていますが、それでも都市銀行の金利と比較すると10倍から20倍程度にはなります。

金利では有利ですが、口座振替が出来ないサービスもあるなどのデメリットもありますので、メインバンクにするには不都合があります。大手都市銀行をメインバンクにしてデメリットを補う選択をしていきましょう。

メインバンクとして「東京三菱UFJ銀行」を給与振込や口座引き落とし用として保有しています。時間外取引やコンビニATM利用などで手数料の支払いは避けたいので、サブバンクとしてネット銀行の「じぶん銀行」を利用しています。ネットバンクは実店舗を持たないので、必然的に提携ATMを利用する事になるのですが、一定回数は無料になるので便利です。「東京三菱UFJ銀行」への振込手数料が相互で何度でも無料ですので便利に使えると思います。

ネット銀行は入出金があればポップアップ通知をしてくれるので、使い勝手が良く便利です。実店舗を持たないので不安になった時もあったのですが、保証制度が充実しているので安心です。口座維持手数料を徴収される事はありませんので、持っておいて損は無い思います。

東京三菱UFJ銀行をメインバンクにした場合にはじぶん銀行を持っていれば、流動性資金に関しては十分ですけれども、安全性資金として楽天銀行も候補に入れたいと思います。

定期預金にしなくても、普通口座預金のままでも定期預金金利と同程度の金利を受け取る事が出来ます。普通預金金利で比較すると大手都市銀行の100倍の金利になります。

楽天銀行の特殊なサービスで、楽天証券口座を持っていると優遇金利になります。過去に株取引で楽天証券のマーケットスピードと言うトレーディングツールを利用する為に口座を開いた事があったので、口座残高は0円ですけれど優遇金利の対象になっています。

口座を持って無い場合には3分程度の時間は掛かると思いますが、安全性資金の運用として楽天証券の口座も持っておくと良いと思います。楽天グループの売りになっているので利用しない手は無いです。

  • メインバンクとして大手都市銀行
  • 流動性資金の運用としてじぶん銀行
  • 安全性資金の運用として楽天銀行と楽天証券
ATMの手数料が24時間無料
普通預金のままで大手都市銀行の100倍の金利が受け取れるので便利
メインバンクは都市銀行で、実用面で手数料の安いネットバンクがお勧めです
※「東京三菱UFJ銀行」は、別途ネットバンキングの利用登録が必要です。

じぶん銀行保証制度(「重大な過失」があったと認められない場合には、原則として、被害額全額を補償)

楽天銀行保障制度(「重大な過失」があったと認められない場合には、原則として、被害額全額を補償)

 

番外編

住信SBIネット銀行はキャンペーンが盛んです。入社シーズン、ボーナスシーズンにキャンペーンをする銀行は多いですが、住信SBIネット銀行は年間の半分は何かしらのキャンペーンをしています。円定期預金の特別金利キャンペーンの人気が高く、コアなファンがいます。

ネット銀行としては後発組なので、先行していたネット銀行の良い所取りをした高評価だったのですが、度重なる規約改定で多くのファンにそっぽを向かれてしまった経緯もありますので、一押しネット銀行ではなくなってしまいましたが、キャンペーンの時期に合致すると良い面もあるので、番外編で上げておきます。